ワンコ散歩の折、どこかで「ココココ」と音がするので見上げると模様がシマウマのキツツキ夫婦が松の梢を飛び回っていた。おそらくスズメサイズのキツツキ「コゲラ」というヤツ。似た名前の野鳥に同じく小柄なコガラというのがいる。これはキツツキ目ではなくスズメ目。
キツツキは漢字で「啄木鳥(木をつつく鳥の意)」と書かれ、あの歌人・詩人の石川啄木さんの名前タクボクもキツツキの別名らしい。キツツキは啄木鳥と書きコゲラは小啄木鳥と書く。いったいどういうこと?と思うが、啄木鳥=キツツキ=ケラ(古いキツツキの呼び方)ということで、ぶっちゃけドレでもいいらしい?
言葉の成立ちは「木を啄く(突付く)からキツツキだ」「木をつつく音がキツツツツツ・・キでしょ」が一般的だが、木を突けば怪我も多く「傷つき」が訛ってキツツキとなったのではないか・・・というのが私の説だ。
ところでこのキツツキ。木の穴にものすごく長ぁ~い舌(トケトゲ付き)をニュリニュリ差し込んで中の虫を取る。その長い舌をどう格納しているか?というのが下図だ。コレは勝手な想像ではなくホント。
舌を一旦頭蓋骨にグルッと巻いてからくちばしに抜ける・・・・恐ろしい生物だ。また、キツツキは生涯を通して頭への衝撃が半端無いが、この巻き舌はこの衝撃を吸収するクッションの役割も一部担っているとか \(◎o◎)/ この小さい鳥の激しい生き方に感動の涙が止まらない。
生きていくことはとても辛い。でもキツツキさんたちの苛烈な生き様を知れば、ちょっとぐらい頭痛があってもロキソニンやノーシンに頼らなくたって全然へっき・・・になるかもしれない。