釘抜地蔵(京都市上京区)ステンレス釘は錆びない（石像寺）

心に刺さるものといえば「トゲ」だすなァ。ワテも女子社員やら、上司やら、はたまは嫁やらと、トゲのある言葉や行為に人知れず涙した日が数えきれんほどあります・・・。

まあトゲもそこそこ痛いんやけど、これが釘やったらまあ悶絶する程の苦しみですな。それにトゲは相手に悪意がのうても刺さりますけど、釘の方は誰かの悪意ありありで飛んでくることが多いんちゃいます？

この釘はステンレス製やのうて普通の鉄釘やさかい、いつしか時がたてば茶色うサビついて朽ちてしまうもんだす。でも、そんなもん一刻も早よう抜いてほしいと思うのが人情いうもんですワ。

京都には「釘抜地蔵」さんちゅうのがいはって、心の釘を抜いてくれはります。もとは「苦を抜く」ということで「苦抜き地蔵」さんと言ぅたらしですわ。でも苦抜きも釘抜きでもイメージはどっちゃもぴったりでんなァ。納められた釘とヤットコ(釘抜)の量をみとくなはれ。世の中は「苦」に満ち溢れてまんなあ。

このお地蔵さんの由緒にもあるようやけど、他人に与えた苦や犯した罪が巡って自分の苦になって戻って来る言いまっせ。聞いたか、ワテをいじめた女子社員ども。アンタらも苦が戻ってくるでぇ！ザマア見ろや！苦しむがええ。ガハハハハ・・・ァ。

いやいやあきまへん、人を呪わば穴二つ、因果は巡るてゆうたばっかりやァ。人を恨まず性悪・・・もとい、きっつい女子、もとい・・わての為と思いご鞭撻賜っている方々を愛し、いつもニコニコ笑って、世界平和を祈りステンレス加工に励みまひょ。世界の平和がサビつくことの無いように！