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究極の研磨職人は川底にいる 甌穴(おうけつ)/布目川

ここは花崗岩を削って急流が流れる川の川床が露出した場所です。その岩には1m~数十セントメートルの穴が開いています。これを甌穴(おうけつ:Pot hole)と呼ぶそうです。「甌(おう)」とは、小さいカメやハチのこと。すいませんが亀や蜂ではなく入れ物(甕・鉢・ポット)のことです。

この甌穴ができるのに数万年~数十万年かかるそうです。

布目川の甌穴(笠置町)

花崗岩の固い川床にもいくつか渦を巻く場所があります。その場所で小石がコロコロコロ、またやってきてコロコロコロ・・・。これを何万年も繰り返すと穴が広がり鉢が仕上がるらしい・・・気の長い研磨作業です。(笠置町/布目川)

: 2022/02/07

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