ステンレス加工屋さんの総務部雑記帳 > 伊豆の踊り子のひとつの舞台は下田市ですが島田市と勘違いしていた私 /静岡県島田市

伊豆の踊り子のひとつの舞台は下田市ですが島田市と勘違いしていた私 /静岡県島田市

静岡県県は東西が155キロメートルもある広大な県です。その西側から天竜川大井川安倍川富士川一級河川が南北に走り、地域や文化の区切りの様になっています。関西人の自分には、富士川の向こうとこっちで関東中部の境があるような感じがします(60Hz/50Hzの境目)が、区分によっては大井川の東西で中部圏関東圏を分けることもあるそうです。

静岡県島田市(SHIZUOKA SHIMADA)

さて、その大井川を挟み込むように広がっているのが島田市。同市の西側は牧之原台地(牧之原市)から続く丘陵地でお茶の産地になっています。「新茶を摘む娘さん、バックには富士山」というあの風景ですね。時代劇では「越すに越されぬ大井川」の関所と人足の肩車や輿で渡河する風景が定番ですね。(渡し舟も禁止されていた)

静岡県島田市(SHIZUOKA SHIMADA)

遠くに富士山を眺めながら渡る東海道の難所・・・しかし現在は「これが難所?」と思うほど水量はありません。上流の水利が活発過ぎ強風の日など砂塵が周りを悩まし河原砂漠と呼ばれたそうです。現在も解消までには至ってないとか。

静岡県島田市(SHIZUOKA SHIMADA)

現在の大井川には長い橋が何本もかけられていますが、注目はギネスに認定された世界一の木造橋蓬莱橋(ほうらいばし)、長さ897.4m。明治12年、ようやく大井川にかけられたこの橋のおかげで茶畑の開墾も進んだそうです。現在は歩道橋で通行料は100円。しかし・・・真ぁーーーっすぐな直線上を一人で往復1.8Km歩くのは集中力が持ちませんね (;^ω^) 1997年12月「世界一長い木造歩道橋」の長さでギネス記録に認定で現在も継続中。

静岡県島田市(SHIZUOKA SHIMADA)

さて、蓬莱橋を往復するとけっこう良い運動になります。そこでまず近所で腹ごしらえ。ラーメングルメの間では有名店らしい麺屋燕(つばめ)本店、開店は六時半らしいですが・・・朝七時半、店内は既にほぼ満席。

静岡県島田市(SHIZUOKA SHIMADA)

朝からこの辺の人はラーメンを食べるのか・・・。例えば博多長浜ラーメンは近くに市場があるので、そこで仕事をする人たちのためにラーメン街ができたとか。でも、島田にそんな場所があるのか?ちょっとわかりません。

静岡県島田市(SHIZUOKA SHIMADA)

スゴク美味い!ラーメングルメじゃない私でもわかるこの味。朝の冷えた体にすぅっと沁み込んでいくようなスープはスッキリ過ぎず軽過ぎず、朝食として違和感は感じません。この季節に蓬莱橋を訪れるならラーメンで温まって、あるいは橋を歩いて冷えたカラダをラーメンで癒して、みたいな楽しみも。但し麺屋燕の営業時間はとても短いのでご注意ください!

静岡県島田市(SHIZUOKA SHIMADA)

おまけ日本三大奇祭 3年ごとに開催される大井神社の帯祭り。大太刀クロス差しの奴さんが、太刀に立派な帯をかけて練り歩くというものです。帯は「腹帯」に通じ安産を祈願する・・・から始まった奇祭(無形文化財)です。

静岡県の島田市。東西文化がクロスした日本のイスタンブール的不思議な街です。

: 2021/12/01

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