ステンレス加工屋さんの総務部雑記帳 > 桂春団治(初代)はスーパーキャパシタ(電気二重層コンデンサ)だったのか???

桂春団治(初代)はスーパーキャパシタ(電気二重層コンデンサ)だったのか???

「寄席に来はったドコぞのご隠居はんが『若いのにええ噺家や』ゆうてで随分はずんでくれはったで。今夜はワイのオゴリや。みんなドンドン飲んでやっ!」「何ゆうてんのアンタァ!ちょっとは蓄えも考えとくなはれ」「ナンヤお浜その辛気臭い顔は!酒や酒や、酒持ってこんかい!」

電気二重層キャパシタはウルトラ・キャパシタ(英: ultracapacitor)やスーパー・キャパシタ(英: supercapacitor)

桂春団治と女房のお浜。浪花恋しぐれの世界にスーパーキャパシタを垣間見ることができます。スーパーキャパシタ(以下勝手にスーキャパ※スカパーではない)とは充電バッテリの一種で電気二重コンデンサという堅苦しい名前がついています。かたやスマホなどでお馴染みリチウムイオンバッテリは、こんな感じ↓でしょうか?

電気二重層キャパシタはウルトラ・キャパシタ(英: ultracapacitor)やスーパー・キャパシタ(英: supercapacitor)

こつこつと一定額を積み立てて、満期になったら年金として定額をチョロチョロ長く受け取る堅実タイプのバッテリはん。まあ、わかりにくく言うとこんな感じになります。リチウムイオンは電圧をずっと保持するのに向いていますが、スーキャパは宵越しの銭は持たない主義です。

電気二重層キャパシタはウルトラ・キャパシタ(英: ultracapacitor)やスーパー・キャパシタ(英: supercapacitor)

ある時、杉田社長が「スーキャパをバッテリの代用にできればEVカーは劇的に変わりそうですね」と言わはったんですが、その難しい言葉に「???」。調べてみると、現在スーキャパは、新幹線など電車やクレーンのウインチ、風力発電の一次側(二次側は普通の蓄電池)などに利用されているようですよ。

電気二重層キャパシタはウルトラ・キャパシタ(英: ultracapacitor)やスーパー・キャパシタ(英: supercapacitor)

電車やクルマなら減速時、ウインチなら巻上げと反対の時、せっかく加速や巻上げで貯めたエネルギーを捨ててしまいます。これをスーキャパに一時的に電気として貯めておくのです。

電気二重層キャパシタはウルトラ・キャパシタ(英: ultracapacitor)やスーパー・キャパシタ(英: supercapacitor)

そして、加速や巻上げなどデカいパワーが必要な時、即座にモーターを動かしてサポートするのです。充電と電力供給が頻繁に繰り返す、こんなときに役立つのがスーキャパスーキャパはなんと10万~100万回の充放電に耐えるのでそういう用途にぴったりです。

パッと貯めてパッと使う。桂春団治式充電池は宇宙戦艦の波動砲エネルギー充填やカメハメ波のタメでも活用されてる(と密かに信じている)超メジャー技術!使い途はこれからも広がりそうですね。

写真素材:PAKUTASO(ぱくたそ) イラスト素材:いらすとや

: 2020/07/31

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