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「人口カバー率」が高いと、どこでもスマホが使えるのかを考える

1年間ゼロ円に惹かれて楽天モバイルを契約しました!ところで、「楽天モバイルは21年3月末人口カバー率が80%を超え夏には96%を目指す」と三木谷さんが宣言されました。この人口カバー率ってナニ?96%とかってどうよ?と疑問に感じたので調べました。
スマホのサービスエリアと人口カバー率の謎
「人口カバー率」という言葉、なんとなく分かった気分になります。しかしこの数字、曲者です。2014年より前は、市役所や町役場がある場所でケータイがつながれば、その自治体人口総取り(100%)できたみたいです(人口市町村カバー率)。なんじゃそれは?ですよね。それじゃあんまりよ、って14年以降は・・・。
スマホのサービスエリアと人口カバー率の謎
500m四方(国勢調査で使われる)のメッシュのうちで50%以上の面積でサービスが使えたら、そのメッシュ内全人口を総取り(人口メッシュカバー率)」となって、実際にちょっと近くなった?ようです。でも・・・これ「移動」体サービスの実態と合うんでしょうか?

スマホのサービスエリアと人口カバー率の謎

極端な話、(1)夜間人口の密集度が高い住宅地域のメッシュを選ぶ、(2)最低面積である半分に電波をまく、を繰り返せばその地域の人口カバー率を上げやすいってことですよね。

スマホのサービスエリアと人口カバー率の謎

ちょっとわかりにくいですが、ネット寒村を創作しました。電波は赤点線内の4区画(メッシュ)に、それぞれ面積50%以上が届いているとします。この町の総人口1,543人のうち1,484人が赤枠内に住んでいるので「人口カバー率」は96.2%にも!

スマホのサービスエリアと人口カバー率の謎

ところが、4メッシュ(33%)取っているものの各半分しか電波が飛んでいないので、実効の面積カバー率は17%。実際自宅で利用できてる人が814人(テキトー)なので「自宅で利用できるよ率」が52.3%です。しかもこの町では、日中の活動エリア田畑や工場・文京地区ではスマホは使えないので、昼間の利用可能率はもっと低下してるでしょう。

スマホのサービスエリアと人口カバー率の謎

この例はちょっと極端かも。しかし、電波は現地で実地計測されているわけではなく、コンピュータ上で算出されています。お客様品質を無視すれば、数字上の品質を上げる基地局の最適配置を最低投資でできるはずです。

楽天モバイル スマホのサービスエリアと人口カバー率の謎

実は大手キャリアはとっくの昔に人口カバー率99%超。アナログ携帯の頃からウン十年かかって、カバー率の計算に関係しない(夜間に人口が無いような)場所をコツコツ改善して今の品質に高めています。なので人口カバー率は既に死語かと思ってました。しかしここへ来て、「5Gの新規展開」や「第4のキャリア」という新規にエリアを作るテーマがあり「人口カバー率」が再登場したんでしょう。

スマホのサービスエリアと人口カバー率の謎

自由競争促進の政策で登場した第4のキャリア。目的は同じ「スマホ代を下げる」ですが、自由競争が待てず在任中に急いだエライさんのせい?で、あっという間に価格が並んだ・・・。苦境は理解できますが、ん十年ものギャップをどうカバーして超ディスカウントで急募した390万人顧客を繋ぎ止めておけるのか、第4のキャリアの今後の頑張りに期待したいと思います。

※390万人顧客:楽天モバイル株式会社 お知らせ>報道機関へのお知らせ 21年4月8日付け
楽天モバイル、携帯キャリアサービスの本格開始から1周年を迎え「Rakuten UN-LIMIT VI」プラン料金が3カ月間無料になる新キャンペーンを開始」より
*イラスト素材:可愛いフリー素材「いらすとや」

: 2021/04/12

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