水素ステーション用高圧配管の内面特殊研磨

水素ステーション用高圧配管の内面特殊研磨

燃料電池自動車(FCV)は、燃料電池(発電装置)において水素と酸素の化学反応で発電した電気エネルギーを使い、モーターを回して走る自動車です。

走行時にCO2、またCO,NOx,SOxなどの大気汚染の原因となる有害物質を排出しない点と、エネルギー補給が純粋な電気自動車に比べて非常に短時間で済むというメリットがあります。

ガソリン内燃機関を利用する自動車が、ガソリンスタンドで燃料を補給するように、燃料電池自動車は水素ステーション(水素供給ステーション)で燃料となる水素を補給します。

水素ステーションは、①水素をステーションで製造して供給するオンサイト方式、②水素を製造工場より輸送してステーションで供給するオフサイト方式の2タイプがある。

この水素ステーションには、装置のコンパクト化や水素ガスを扱う運用、耐水素脆性を考慮した配管加工など今後クリアしなければならない課題がまだまだあるようです。

ここでは日章アステックが、以前水素ステーション関係のイベント会場などで作製・展示した、水素ステーション用高圧配管の内面特殊研磨サンプルの3D画像及び粗度計測データを掲載します。

【内面特殊研磨面のカットサンプル】

試料1:SUS316 Ø9.53x2.8t

内面特殊研磨面の3D画像

粗度測定データ結果

計測器:ミツトヨ SV-3100S4 / スタイラス 2μm / 検出器0.75mN L方向1,2

試料2:SUS316  Ø14.3x5.5t

内面特殊研磨面の3D画像

粗度測定データ結果

計測器:ミツトヨ SV-3100S4 / スタイラス 2μm / 検出器0.75mN L方向1,2

私達は、日章アステックが強みとするステンレス加工技術や表面処理技術を、もっともっと、産業に社会に暮らしに、役立てたいと願っています。

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