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ファイバーレーザー溶接:平板の突合せ継手・T継手溶接

ファイバーレーザー溶接は、YAG溶接などのようにレーザーを放出しますが、発振用ファイバー内でレーザーが生成され、出力用ファイバーを通じてトーチから放出されます。

日章アステックでは2019年ファイバーレーザー溶接機を導入。製作可能な加工品の多様化、溶接精度の向上、溶接時間の短縮などに取り組んでいます。

ファイバーレーザーによる溶接は、一般的なTIG溶接などに比べ、レーザーエネルギーの集中度が格段に優れています。このため溶接熱が広範囲に拡がらず、溶接の熱が狭く深く放出されます。またCW(連速)発振のビーム品質が優れており、CWシーム溶接ではYAG溶接よりも美しい仕上がりが可能です。

溶接のスピードについては「コレまでの溶接が半分も行かないうちにファイバーレーザーは終わっている」という感覚だそうです。

トーチ先端のカーボンチップを交換することで、容器などT字型部の溶接もスムーズに行なえます。

ファイバーレーザー溶接は、箱モノや容器など非配管製品の加工バリエーション拡大はもとより、SUSステンレス配管などにも治具を工夫してその有効性を広範囲に広げていこうとしています。

ファイバーレーザー溶接の特徴

1.製作品に歪みが出にくい
2.微細で安定したスポット溶接が可能
3.短時間でシーム溶接や切断が可能

など、従来の溶接に比べてたいへん魅力的な特徴を持っています。

ファイバーレーザー溶接機 AMI社 AFL-800 (800W機)

ファイバーレーザー溶接の様子

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