電解研磨の篠山工場周辺は自然が豊富です。ヘビやカエルを踏まないように周囲を散策するとこんな実も見つけます。「ヤブジラミ」というセリ科の雑草で↓こんな5mmほどの実をつけています。ヤブジラミ・・・やな感じの名前です。
4月頃には↓こんな白い花(Wikipediaより)を咲かせていたのですが、5月中旬の現在では先のトゲトゲの実ばかりです。ヤブジラミというのはエグい名前です。シラミじゃ気の毒だから「暗いヤブが白い花のせいでほんのりと白んでいるように見えるから。」と花の写真で解釈してみました。
が、実のところシンプルにヤブのシラミ。ヒトや動物に寄生するシラミ(ごくごく小さい昆虫)からきているらしく、この小さな実が衣服にくっついて付きまとうことから名付けられたようです。シラミって最近あまり身近じゃないと思うのですが、娘が小学生の時にケジラミというのをもらってきて驚愕した記憶があります。
ところで、ヤブジラミの実は5mmほどですが1cmくらいならアレに似てますね。秋になるとウチのワンコの毛に絡まって取れなくなるヤツ。通称ヒッツキムシのオナモミ(バカノミともいう)。
語源は「雄のナモミ」でメ(雌)ナモミもあるそう。「ナモミ」は「なずむ」が訛ったものらしく「暮れなずむ町の光と影の中、去り行くあなたへ贈る言葉・・・」のアレ。暮れそうなんだけど粘って暮れずとどまっている・・・「なずむ」が付くとそういう意味になるらしく、オナモミの名前の理由もなんとなく納得できますね。