秋という季節、「食欲の秋」「芸術の秋」などありますが、何かしら物悲しく感じる季節でもあります。「哀愁」という言葉の「愁(うれい:憂い)」の字は「秋の心」ですねぇ。
四季がある国の人間らしい心情ですよねぇ。でも「ホルモン」という言葉を使うと、その心情もただの化学反応になってしまうかも?
「食欲の秋」について
「収穫の秋、美味しいものがいっぱい取れるから食欲も増すのよ!」とおっしゃいますが。でも、今どき年中美味しいものは食べられます。「秋に太る人は、冬ごもりに備えるDNAの声に忠実なひとなんだ」と勝手に解釈していました。
<真 実>
でも実際に体重増が多いのは冬と夏、春秋はそうでもないらしい。季節の良い春秋は深い睡眠が取りやすいです。実は、睡眠不足になると食欲抑制ホルモン(レプチン)減少、食欲増進ホルモン(グレリン)が増加! なので睡眠不足は大食いに繋がり太るということのようです。
「食欲の秋」ってのは、チョコレート業界の「バレンタインデー」的な、農業生産者や食品業界のキャッチワードでしかない!・・・ということなのでしょうか。
哀愁の秋(人恋しくなる秋)について
<秋の気分のホルモンたち>
オキシトシン(仮に幸福ホルモン)、セロトニン(仮に安心ホルモン)、フェニルエチルアミン(仮に恋愛ホルモン)などが主要な役者らしいです。で、こういうホルモンが、食事、日照、睡眠、外的刺激などによって出たり出なかったり・・・で心持ちが変化するらしいですよ。
<哀愁の原因>
さて秋の哀愁は、秋になると日照時間が減少する→安心ホルモン(セロトニン)の分泌低下→不安感がつのる というしくみで起こるらしい。この不安も高じると「冬季うつ病」という病気になります。北欧や東欧は他地域に比べ自殺率が高いらしいのですが、原因の一つは日照時間ではないかとも言われています。
なんとなく気分を覆う不安感を払拭したいので、人恋しくなり、恋したくなり、秋の夜長物思いにふける・・・というわけですかね。
<哀愁対策>
そこで、ザクッと哀愁対策「ホルモン分泌大作戦!」をまとめると以下のようになります。(勝手なまとめ)
上級対策:恋愛する。特に性交渉に励む! → 各種ホルモン在庫大量放出!
特に女性はこれによる分泌が最大クラスらしいです。「いおい、ソレができないから愁いているんじゃないか!」という人は次へ。
中級対策:.ペットと触れ合う、見つめ合う → 幸福ホルモン(オキシトシン)が分泌!
イルカやワンコのセラピーありますよね。哺乳類とのふれあいやアイコンタクトは幸福や安心ホルモンを分泌させるそうです。ペットのいない人はGOTO動物喫茶や動物園へ。しかしトリミング代をケチって↓毛で目が見えないトイプーとはアイコンタクトできません・・・ (T_T)
初級対策:甘いものを食べる→安心ホルモンや「エンドルフィン(高揚感・満足感)」が分泌される。
またチョコレートなら原料のカカオに恋愛ホルモンの分泌を促す効果があるって。食って幸せっていうのは後に別の憂鬱が生まれたりするんでほどドホに。
基本対策:太陽に当たりましょう。→日照時間を伸ばして安心ホルモンあぶり出す!
ステイホームの巣ごもり生活、陽を浴びないとウツになりやすい。日当たりの良い窓ぎわ、ベランダ、公園など日光浴するのも大事みたいです。安心ホルモンは感染症対策としても効果があるらしいのでこの基本対策無視できないですよ。
ホルモン的にみたら「色狂いの甘い物好き」人間はには最高に幸福な人???ということになるけど、思いやりの心を持ったちょっと甘い物好きの愛犬家のほうがいいなぁ。