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メスの強さや恐ろしさを語って余りあるチョウチンアンコウの秘密

7月の初旬、突然の発熱と放尿時の痛みが現れ急性前立腺炎と診断されました。それについてはまたどこかで語るとして、その自宅療養中に岡田斗司夫(プロデューサー、評論家)さんのYoutubeで「風の谷のナウシカ」「となりのトトロ」「火垂るの墓」「千と千尋の神隠し」などなどの宮崎駿、高畑勲作品の解説を聞きまくっていました。
すると、それぞれの登場人物の一人ひとり、彼らが活躍する世界に事細かい背景(プロット、経歴)が設定されていて、それを聞いてからアニメ作品を見ると全く違うものに見える!ということがわかりました。

宮崎駿スタジオジブリ

その中で、宮崎駿氏が「正体はチョウチンアンコウのバケモノ。体長が千メートルもある!」と語ったという話が出てきます。そのアニメ…あんまり好きじゃなかったのですが、それを聞いて俄然見直したくなりました。

そもそもチョウチンアンコウなんてふざけた名前をもったお魚ですが、実物を水族館で見たり生態を詳しく知ってる人は少ないのではないでしょうか? 外見はこんな感じ↓

チョウチンアンコウのメス恐怖な生き方

グェーッ、グロテスクな深海魚です。獰猛そうな鋭い歯が並んでいます。ブサイクな顔にイボイボの体表。特徴はアタマの上にある餌に似せた「誘引突起」。体内に共生する発光バクテリアの発光液を放出し、この疑似餌を光らせることで獲物を誘うらしい。

闇の中で見る誘引突起が光はユラユラ美しく、背後の闇にはグロテスクな恐怖が待ち受ける。これがモデルです!

チョウチンアンコウのメスはオスを取り込み同化する

実はもっと怖い話があります。体長数十センチのメスに対してオスのサイズは1/10程度。この小さいオスは暗い海で滅多に会えないメスに出会うとカプッ!とメスの体表に噛み付くそうです。まあ痛くも痒くもない。問題はその後、なんとメスはオスを自分に同化してしまいます。精巣だけが器官として残り好きなときに生殖できるようになる。オトコなんて単に精巣を運ぶだけのモン。言ってしまえばキ○○マだけ必要で、チ○チ○の手も足も目鼻も、自分のところへたどり着いたらもう要らないというわけです。

オスをどうか吸収するチョウチンアンコウのメス

人間女子は、シータナウシカエボシ御前女海賊ドーラ湯婆婆と正常成長する過程で、男子は常にオスアンコウ・・・。若い娘さんの可愛らしさや弱々しさなんてチョウチンアンコウの誘引突起みたいなもん。「あ~、キレイだなぁ~。オレが守らねば」ってフラフラ近寄っていけば盾や種や栄養源にされ最後は吸収同化・・・。この年になると素直に納得できる。

輝く誘引触手で獲物を誘うアンコウのメス

さてアニメでは、この美しい誘引突起は輝きながら巨大化したり人間サイズになったりして登場します。でもそれは、アンコウ本体からズルズル這ってる触手の先の姿なので、決して足元は映してないそうですよ。また、アニメでは夫は一人だけ登場しますが、世界中に何百・何千もいる、いやすでに相当数同化されているかも・・・。体長1Kmの超長寿アンコウはどれだけのオスと食料を消費するんでしょうか。

魚の子が入ったバケツを持つ少年

さらに、この「さかなの子」は全部メス。ということは、誘引突起で誘うのは人間のオスで異種交配する怪物ということになります。さかなの子の頃から人間の男子を虜にし守らせ、成長したら精巣を奪い、用がなくなれば同化して栄養にする。こんな恐ろしい話をお子様向けアニメ風に仕上げて出してもいいのだろうか? ってことで、改めて見直してみたくなったわけです。

: 2021/07/22

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